「申込フォームにアップロードできません」
「1MB以下にして提出してくださいと言われました」
学校や役所の書類、資格の申込み、フリマの出品。写真の容量が大きすぎて先へ進めない、という場面があります。
いまのスマホの写真は、1枚で数MBあります。見た目をほとんど変えずに、容量だけを何分の一かに落とすことはできます。 送る相手の画面で見るぶんには、まず見分けがつきません。
この記事では、その方法を4つ並べて比べます。
先に、まぎらわしいことを3つ分けます
① 「小さくする」には2種類ある
- 縦横を小さくする(リサイズ) 4000×3000 を 1600×1200 にする。写真そのものが小さくなります
- 画質を落として容量を減らす(圧縮) 縦横はそのままで、データの細かさを落とす。ぱっと見はほとんど変わりません
「1MB以下で」と言われたときは、両方を組み合わせるのがふつうです。まず圧縮し、それでも足りなければ縦横も小さくします。
② 「軽くする」と「空き容量が増える」は別の話
ここを取り違えると、がっかりすることになります。
小さくした写真は、元の写真とは別のファイルとして増えます。 保存しただけでは、スマホの空き容量はむしろ減ります。
空き容量を増やしたいなら、小さくしたあとで元の写真を自分で消す必要があります。「圧縮したあとに元を自動で消す」機能を持つアプリもあるので、目的が空き容量なら、そちらを探すのが早いです。
この記事で扱うのは、「送る・出すために、決められた大きさに収める」ほうです。
③ 「1MB」には数えかたが2つあります
ここが、いちばん事故になりやすいところです。
1MB を 1,000,000バイトと数えるところと、1,048,576バイト(1,024×1,024)と数えるところがあります。提出先がどちらで数えるかは、たいてい書いてありません。
そのため、手元の画面で「1,010KB」と出ていても、1,000,000バイトで数える提出先では「1MBを超えています」とはじかれることが起こります。
「1MB以下で」と言われたら、少し余裕を持って 950KB あたりを目標にしてください。 どちらの数えかたでも1MB未満に収まります。
方法① スマホに入っている機能で小さくする
追加のアプリが要らないので、まずここを確かめる価値があります。
Galaxy のギャラリーには、Samsung の公式サポートにリサイズの記載があります。あわせて「元のサイズより大きくするオプションはありません」とも書かれています。小さくする方向だけ、ということです。
送るアプリの側で大きさを選べることもあります。ただし、どのくらいの容量になるかは、送ってみるまで分かりません。「1MB以下」と数字で決められているときは、ここで困ります。
向いているとき 1枚だけ、だいたい小さくなればよいとき。
向かないとき 数字で上限が決まっているとき。 何枚もあるとき。
方法② ウェブのサービスを使う
ブラウザで開いて、写真を放り込むと小さくなって返ってくるサービスです。何も入れずに済みます。
ここは、サービスによって中身が正反対なので、確かめてから使ってください。
- アップロードする方式 写真がサービス側のコンピューターに届きます。画面に「ファイルをアップロードして変換する」とはっきり書いてあるものや、「圧縮が完了すると、画像は1時間後に自動で削除されます」と説明しているものがあります
- ブラウザの中だけで処理する方式 写真は端末から出ません。「すべての画像処理は…ブラウザ内で完全に行われます。サーバーへのアップロードなし」と明記しているサービスがあり、日本語のものもあります。無料で、登録も要らないものが多いです
2026年9月に調べたかぎりでは、後者(ブラウザの中だけ)のほうが少数派ではありませんでした。 「ウェブのサービスだから写真を送っている」とは限りません。使う前に、そのサービスの説明を読んでください。
まとめて処理できるかどうかも、サービスによります(1枚ずつのものも、「同時に無制限」とうたうものもあります)。
向いているとき パソコンで作業していて、そのつど1回で済むとき。
向かないとき スマホで、毎回ひらいて使いたいとき。決められた容量に、日本語の画面で合わせたいとき。
方法③ パソコンのソフトを使う
パソコンには昔からある定番のソフトがあります。無料で、広告もなく、外へ通信もしないものがあります。まとめて処理できるものも多く、これは強い選択肢です。
ただし、Windows 専用というものが多く、パソコンを開かないと使えません。
向いているとき パソコンで、何百枚も処理するとき。
向かないとき スマホで撮って、スマホから出したいとき。
方法④ スマホのアプリを使う
圧縮のためのアプリです。2026年9月に、日本のストアで App Store 11本・Google Play 7本を調べました。
- Google Play の上位7本のうち6本に、広告とアプリ内購入の表示がありました(広告なし・課金なしのものも1本ありました)
- 無料のままだと2枚まで、というものがありました。3枚以上をまとめて処理するには有料版が要る、という作りです
- 「端末の中だけで処理する」と明記しているアプリもあります。 書いていないアプリもあります
- 「目標のファイルサイズを指定すると自動で合わせる」機能を持つアプリもあります
無料で足りるかどうかは、枚数で決まります。 数枚なら無料で終わります。十数枚・数十枚になると、たいてい有料の壁に当たります。
広告を消して、まとめて処理できるようにすると、掲載ページに出ている値段はこうなります。
- 買い切り ¥800 から ¥6,000
- 月額なら ¥680〜¥990(毎月、払い続けるかたち)
4つを並べると
| 追加で入れるもの | 写真が端末の外に出る | 何枚まとめて | 容量を数字で決める | お金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ① スマホの機能 | 要りません | 出ません | 1枚ずつ | できません | 無料 |
| ② ウェブのサービス | 要りません | 方式によります | サービスによります(1枚ずつのものも、まとめてできるものも) | できるものがあります(ただし 20KB・100KB・500KB のように、決まった値のことが多い) | 無料のものがあります |
| ③ パソコンのソフト | 要ります(パソコン) | 出ないものがあります | たくさん | できるものがあります | 無料のものがあります |
| ④ スマホのアプリ | 要ります | ものによります | 無料は2枚〜 | できるものがあります | 無料〜。広告を消すと ¥800〜¥6,000、または月 ¥680〜 |
どれかが一方的に良い、ということはありません。 パソコンを開けるなら③はとても良い選択肢ですし、1枚だけなら①か②で終わります。
迷うのは、「スマホしか使わない」「枚数が多い」「数字で上限が決まっている」「人や書類が写っている」が重なったときです。
当社で作っているアプリ
かるくす(買い切り ¥300)は、その重なったところに向けて作りました。
- 目標の大きさを決めると、そこに収まるように自動で調整します(200KB〜10MB)
- 用途を選ぶだけでも使えます LINEで送る(500KB)/メールで送る(1MB)/提出用(長辺2048px・1MB)。「提出用」と「メールで送る」の目標は 950KB にしてあります(上の③の理由。どちらの数えかたでも1MB未満に収まるように)
- 一度に最大200枚
- 写真は端末の外に出ません(処理はすべてブラウザの中で終わります)
- 広告なし・透かしなし・登録なし
- スマホでもパソコンでも、同じURLで開けます。 アプリストアも、入れ直しも要りません
- 一度開けば、ネットが無くても使えます(ホーム画面に追加しておけば、電波の無いところでも開けます)
- パソコンでは保存先のフォルダを決められます。フォルダごと読み込めば、同じ場所に書き戻せます(名前が変わるので、元は上書きされません)
正直に2つ、書いておきます。
このアプリは元の写真を消せません。 空き容量を増やしたい場合は、保存したあとにご自身で元を消してください(iPhoneは「最近削除した項目」からも消す必要があります)。
どんな写真でも必ず目標に収まる、とは言えません。 画質を下げきって縦横も縮めたうえで、それでも入らないときは、画面で「目標には届きませんでした」とお知らせします。 黙って大きいまま保存することはありません。
実際に動かしているところを動画にしました。音はありません。
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この記事の公式機能の記載と、ほかのアプリの値段・条件は、2026年9月に公式サポートとアプリの掲載ページで確かめたものです。 内容も値段も変わりますので、お使いになる前にそれぞれのページでご確認ください。当社のアプリの値段も、最新は各売り場でご確認ください。
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